すまいる歯科こども口腔育成プロジェクト|岡崎市の歯医者、すまいる歯科
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歯ナラボ(歯並びLaboratory)とは?
歯ナラボ(歯並びLaboratory)とは、お口の健康を通して、お子様の将来的な健康を守ることを目的としています。
歯並び矯正治療を行いながら、歯並びを悪くする原因の説明と、お口の健康をまもるための習慣などをアドバイスさせていただきます。
すまいる歯科は親御さんとともに、お子様の健康をお守りしていきます。
こどもたちのお口の健康が崩れ始めています
なぜ、このような歯並びになってしまったのでしょうか?
歯並びは遺伝のせい?
確かに親と子供は顔が似るように、声が似るように、「遺伝的な要素」が決してないわけではありません。
しかし、最近の研究では、歯並びやかみ合わせは遺伝的な要素は少なく、間違った舌の位置、間違った嚥下、
鼻呼吸ではなく口呼吸をしてしまうなどの、「悪習癖」が原因であることがわかってまいりました。
たとえ、遺伝的な要素があるお子さんであっても、5~7歳くらいから正しい嚥下・呼吸習慣を身につけさせてあげれば、
歯並びが良くなる可能性は十分に期待できるのです。
歯並びを悪くする「悪習癖」
お子様にこんな気になる様子、ありませんか?
大きく二つのことが原因しています。
このような症状がおきます。
- ・ポカンとした口
- ・のペーっとした顔
- ・くちゃくちゃと音を立てて食べる
- ・アレルギー
- ・集中力が薄れる
このような症状がおきます。
- ・体が歪み、全体のバランスが悪くなる
- ・頭部の重心がずれ、咬み合わせが悪くなる。(不正咬合)
- ・あごの位置がわるくても重心がずれ、頭部が傾き頸椎の彎曲を狂わせます。 それにより肩こりや頭痛を引き起こします。
加工食品の増加や、外食の増加など、食生活が大きく変化し、日本人のお口の環境が変わりました。 それが、口呼吸や口輪筋の発達不足、舌の低位、舌癖、不適切な嚥下の原因にもあげられます。
健康を害する悪習癖 : ポカン口
ポカン口が口呼吸を引き起こし、様々な問題がでてきます。
なぜ、ポカン口が危険なのでしょうか?
そして、なぜ、それが口呼吸を引き起こすのでしょうか?
ポカン口が引き起こしてしまう悪影響について、最初、多くの保護者の方が驚かれます。
ここからはポカン口がきっかけとなって、子供達の体とお口の健康が崩れていってしまう仕組みについて詳しく説明していきたいと思います。
■舌の位置が下がります(低位舌)
実際に、これをご覧の保護者の方、ご自身で体感してみましょう。
ご自身の舌を上顎につけてみて、唇を開けてみてください。
きっと、開きにくいと思います。
それとは逆にご自身の舌を下顎におろしてみて、唇を開けてみてください。
きっと、簡単に開いてしまうと思います。
つまり、お子様がポカンと口をいつも開けているのであれば、かなりの高確率で舌が上顎についているのではなく、
下に落ちてしまっているからなのです。
舌が低い位置にあるとこんな悪影響が・・・
舌の位置が高い位置(上顎についている)にないと、低位舌の状態になり、
食物を飲み込む【嚥下】にまで影響がでてきます。
低位舌の子供はいつも舌が舌に落ちていますが、嚥下をするときに都合よく舌を上にあげるということはしません。
それは、舌は筋肉でできているからです。
上図のように、舌および、舌の周囲は筋肉で構成されていますね。
たとえば、毎日筋トレをしている人は、普通の人よりも筋肉が強いと思います。筋トレをしていない人は、
うまく筋肉を使えないですし、筋肉痛にもなってしまいます。
舌も全く同じなのです。
低位舌の子供はいつも舌が舌に落ちていますので、嚥下をするときに都合よく舌を上にあげるということはしません。
それは、上げられないからなんです。
1日2万回といわれる嚥下運動でしっかりと舌が上顎についている(筋肉を使って挙上している)からこそ、安静時に舌のポジションは上顎に維持できるのです。
低位舌による悪影響 01
嚥下運動
嚥下運動において舌を上顎に押し付けて、嚥下ができないと、一体何がおきるのでしょうか?
それは、舌を挙上させて、上顎に舌を押し付けて、食塊を咽頭におくりこむことができなために、
いつまでも飲み込めない、リスのような、モグモグ口になってしまいまい、食事の時間がとても長くなってしまう傾向があります。
(早く食べることができない)
自分の力では飲み込めないので、子供達は食事を早く終わらせるために、
- (1)お茶やジュースを飲んで食塊を流し込む
- (2)モグモグ口でお口の中にたくさん食べ物がある状態で、 次の食べ物を口の中にさらにいれて、「ところてん式」に食べ物を押し込みます。
つまり、ポカンと口を開けて、舌を上に上げられない子供は、嚥下すら上手にできなくなってしまいます。
これは、子供の時にも危険ですが、大人になって、その癖が残っているので、
いわゆる「誤嚥性肺炎」の最も危険なリスクファクターとなるのです。
低位舌による悪影響 02
いびき
舌が挙上できない子供(大人もです)は、上げられないだけでなく、舌は下方に落ち込んでしまいます。
舌が下方に落ち込むとどうなるのでしょうか・・・
低位舌による悪影響 03
悪い姿勢
舌が落ち込んでしまうと、気道を圧迫する危険性があります。
気道が圧迫されたら、当然、うまく呼吸ができません。
子供は呼吸をしたくなります。
そうした時に、首を前傾させることで気道を確保する姿勢を取るようになります。
これを「ストレートネック」の状態といいます。
この姿勢をとることで気道が開き、呼吸ができるようになります。
子供達は苦しんでいます。
わざと姿勢を悪くしているわけではありません。
呼吸がしにくいから姿勢を崩しているのです。
そうしないと呼吸ができないのです。
百害あって一利なし「口呼吸」
ポカン口、低位舌、異常嚥下癖、前傾姿勢になると、いったいどんな悪影響が・・・
ポカンと口が開き、舌が高い位置を維持できず、上手に食事を飲み込むことができず、舌が沈下するために首を前に出して前傾姿勢をとる。
そうなったこどもたちは、今度は鼻呼吸ではなく、「口呼吸」を始めます。
口呼吸は百害あって一利なしですが、その弊害は以下の通りです。
口呼吸はアレルギーなどが鼻疾患を引き起こすこともあります。
ポカンと口が開き、舌がよく、「うちの子供は鼻疾患があるので、鼻呼吸ができません」という保護者の方がいらっしゃいます。
事実、そういったこともあるでしょう。
しかし、多くの子供たちが口呼吸をしてしまうから、アレルギー疾患から鼻疾患になり、鼻呼吸ができない」
といった子も実はたくさんいるのも事実です。
そのすべての結果が歯並び、噛み合わせにでてくるのです。
歯並び→だんだんと小さくなっていく顎に、だんだんと大きくなる傾向のある永久歯に生え変わっていく現状、
すまいる歯科のデータではおよそ70パーセントの子供に不正歯列が見られます。見た目ももちろん大切ですが、歯並びが乱れていることは、
日常の歯ブラシも困難になり、虫歯や歯肉炎を誘発する要因になります。
親の遺伝の影響ももちろんゼロではありませんが、先にあげた
悪習癖(ポカン口、低位舌、異常嚥下癖、前傾姿勢、口呼吸)によって、歯並びも大きなる影響を受けてしまいます。
歯というのは「舌と唇のぶつかりあった位置に並ぶ」
上の図でおわかりになられるでしょうか?
- ・ポカンと口を開けていたら、唇の力が歯に加わりません。
- ・低位舌であれば、上顎の歯に力は加わらず、逆に下の顎の歯に過度に力が加わります。
- ・異常嚥下癖があれば、舌が上顎を刺激できないために、上顎の成長が抑制されます。
- ・前傾姿勢をとり続ければ、下顎は後方に押し込まれるように成長が抑制されるため、上顎は出っ歯傾向になります。
- ・口呼吸があれば、ポカン口がさらに強化されます。
こうやって、乳歯→永久歯と一生の中で一度しかない歯が生える大切な時期に、悪習癖によって、 歯は正しいポジションに生えたくても生えることができないのです。
咬合(噛み合わせ)も悪くなる
ちゃんと歯が並ばなければ、上下の歯がきちんとかみ合うことはありません。
人間が踏ん張る時に、「歯をくいしばる」のは言葉の例えだけでなく、それが踏ん張る時に必要な力になるからです。
しっかり噛めなければ、食べ物は丸呑みになります。
それは、顎の発育を抑制し、そして、胃腸にも負担がでるため、体の成長にも支障をきたします。
歯の噛み合わせは悪いよりも良い方がよいに決まっていますね。
5〜10歳の時期に身につけるべき大切な習慣があります。
少し、専門的な説明もありましたが、ご理解いただけたでしょうか?
ここまでしっかり理解していただければ、
「歯並びは、遺伝的要素がすべてではない」ということがお分かりになられると思います。
遺伝的な要素よりも、5〜10歳の時期にポカン口を代表とした悪習癖が歯並びを崩す大きな要因となっているのです。
だからこそ、5〜10歳の時期に子供に身につけさせたい大切な習慣があるのです。
きれいな歯並びは、親からこどもへの最高のプレゼントです。
昔の歯科医院は痛くなってから、悪くなってから来院するのが当たり前でした。
しかし、今は「予防歯科」として歯のメインテナンス・クリーニングで通う患者さんが50%を超えてきました。
なぜなら、虫歯や歯周病になる原因がわかってきたからです。
悪くなってからの知将療法ではなく、原因を除去してそうならないようにする。
現代の主流の考え方です。
こどもの歯並びも同じですね。
それには、正しいお口周囲の習慣が必要なのです。
5〜6歳で子供は、ピアノを習ったり、7〜8歳でそろばんを習ったりします。
わざわざ15歳からピアノを始める人はそうはいないですよね。
それは、その時期に身につけた方が、違う時期に習うよりも効率的であったり、効果的であるからです。
こどもにとっては、5〜8歳くらいまでの間に、「舌の位置、呼吸、嚥下、唇を閉じる」などといった、
教えられなければ身につくことのない習慣を身につけさせて上げなければならないのです。
もし、不正咬合の原因を除去してあげて、悪くなるはずだった歯並びを少しでもよくしてあげることができるなら、
これは親からこどもへの最高のプレゼントになると思います。
悪習癖を直して、歯並び・噛み合わせをよくするための矯正治療
すまいる歯科では、ただ歯並びが悪いから、歯並びをよくするといったような「対症療法」的な治療ではなく、
その根源となった悪習慣を、取り除きながら、歯並び・かみ合わせがをよくするための矯正治療を行っております。
これが「すまいる小児口腔育成プログラム」SCOPなのです。
来院から相談、診断、治療開始までの流れ
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ポカンと口を開けているお子様をみて、不安に思われたお父さん、お母さんもいらっしゃるでしょうし、 お子さんが現在8〜9歳になっていて、上の顎の前歯の永久歯が生えてきたけど、とんでもなく大きい歯で、 「このまま本当に歯がきれいに並ぶのか・・・?」と、どこに相談したらいいかわからずに悩まれているお父さん、 お母さんもいらっしゃるでしょう。
そんな時はまずはすまいる歯科に相談にいらっしゃってください。
「矯正相談予約」でも「こども初診予約」でも、どちらでも結構です。
まずは、お子様のお口の中、そして、それ以前に唇の状態、舌の状態を確認させていただきます。 -
何でもご相談ください。
来院していただきましたら、まずは、お父さんお母さんの現在の気にしていること、そして、不安なことをお聞かせください。
どこに問題があるのかのヒントになることも多いです。なんでもご相談ください。お口の健康状態を確認します。
その後、お子様のお口の中、そして、それとともに必要であれば唇の状態、舌の状態、嚥下の状態を確認させていただきます。
レントゲン撮影が必要な時には、ご確認の上、撮影して、永久歯の歯の大きさだったり、永久歯の本数に欠損がないか? などの重要な項目を確認いたします。
その時点で、簡単な現在の状況についてのお話をスタッフよりさせていただきます。詳しい診断をご希望の方へ
さらに詳しい診断・説明をお聞きになりたい時には、次回の来院時に30〜40分くらいお時間をいただいて、 お子様のお口の中の写真や、お顔の写真、全身の写真などの資料を採り、その資料を山村院長と木村矯正専門医にお渡しして、精密な診断をいたします。
(初診時に院内が混んでいない場合は、初診時に資料どりができることもございます) -
口腔内写真やレントゲンなどを用いて、現在のお口の中の状況と、悪習癖についての説明をいたします。
そして、現在の状況を継続した場合に起こり得る可能性について 詳しくご説明致します(30分程度。費用は無料です)
診断をお聞きになり、小児矯正治療に進みたいというお気持ちがあれば、 治療同意書をお渡しするのと矯正料金の支払いについてのご説明をさせていただきます。 (もちろん、もう少し様子を見たい場合や、ご自宅でじっくり考えたい場合は、お気軽にスタッフにお伝えください) -
お子様の矯正診断において、お伝えした治療計画に沿って、治療を開始いたします。
矯正器具を装着する場合
◇ 型どりをして装置を装着する矯正器具の場合
上図のような、顎を拡げる装置をお口に装着する場合は、お子様のお口の中を粘土のような素材で型どりをいたします。 (嘔吐反射が強すぎる場合は、型どりができない場合もあります。 年齢を重ねると嘔吐反射は弱くなることもあるので、その際は、治療は延期になることがございます。 悪習癖改善のプログラムは進めることはできます。)
10日もすれば床装置と呼ばれる装置が完成しますので、お子様のお口に装着いたします。
MFT(MYOFUNCTIONAL THERAPY)を行う場合
MYOFUNCTIONAL THERAPY とは、【口腔筋機能療法】のことです。 上記に書かせていただいたような、「ポカン口、低位舌、舌癖、姿勢、嚥下、呼吸」などの 悪習癖をひとつずつ改善するためのプログラム「すまいる口腔育成プログラム」を矯正治療と並行して実施いたします。 矯正診断で判明したお子様の悪習癖を段階を追って、正しい癖に改善していきます。
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※(注意)拡大床装置もマウスピース型装置も、顎を広げて歯を並べるスペースを作り、
萌出を誘導(促進)するという治療ではありますが、
ご家庭での装着時間やトレーニングの実施状態が不十分な場合は、予想していたよりも効果が出ないこともございます。
その場合は、Ⅰ期矯正治療のみでなく、マルチブラケット装置を使用したⅡ期矯正が必要になることがございます。 (症例によっては、歯を抜いてから矯正装置で歯を並べる、抜歯矯正が必要になることがあります) そういった可能性がある時は、矯正診断時に詳細に説明いたします。
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※(注意)拡大床装置もマウスピース型装置も、顎を広げて歯を並べるスペースを作り、
萌出を誘導(促進)するという治療ではありますが、
ご家庭での装着時間やトレーニングの実施状態が不十分な場合は、予想していたよりも効果が出ないこともございます。
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矯正治療がただ単に器具を貼り付けて、歯をキレイに並べるだけの時代は終わりました。
なぜなら、そうやって歯をキレイにしたとしても、悪習癖で歯ならびは再び悪くなってしまうからです。
悪くさせないために、保定装置を装着し、歯並びが安定するまで様子をみます。
そして、正しい習慣「舌の位置、呼吸、嚥下、唇を閉じる」を身につけ、歯の健康を守っていけるようにサポートさせていただきます。
医療法人翠章会 すまいる歯科
- 愛知県岡崎市北野町一番訳33-1
- TEL:0564-333-222
- 9:00~18:30(平日)
※一般診療の最終受付は17:30とさせていただきます。 - 9:00~17:00(土曜)
- 休診日(2021年1月~):日曜
- 休診日(~2020年12月):木・日曜
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