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歯周病治療
〈定期健診・歯のクリーニング〉

歯周病治療について

歯周病治療について

歯周病専門病棟で落ち着いて治療ができます

今までの歯医者さんのイメージは、キュア(虫歯治療)とケア(歯周病治療)が混在している場所だったのではないでしょうか。 すまいる歯科では2014年9月に歯周病治療専用の建物を増築し、キュアゾーンとケアゾーンを分ける事ができる様になりました。
これは歯医者さんというのは、痛くなってから来院する場所ではなく、痛くなる前に予防する事、 または、早期に発見する事ができる場所であると山村院長が確信しているからに他なりません。 まるでエステのような空間で予防歯科を体感してみて下さい!

まるでエステのような空間

すまいる歯科の歯周病治療への考え方

こんな症状ありませんか?

  • ●硬いものを噛むと痛む、噛みにくい
  • ●歯ぐきから膿が出る、むずがゆい
  • ●朝起きたときに口の中がネバネバする
  • ●歯ぐきが赤く腫れている
  • ●歯がぐらぐらして隙間があいてきた
  • ●冷たいものや熱いものがしみる
  • ●歯ぐきから出血するときがある
  • ●口臭がある(と人から言われたことがある)
  • ●歯が長くなったように感じる

現在、日本人の成人で歯周病にかかっている人の割合は約80%、 中高年になってから歯を失う原因の約半数は歯周病だと言われています。 つまり、歯周病は歯を失う原因のNo.1の病気なのです。 しかも、自分では気がつかないうちに進行してしまい、歯医者に行ったときには抜かなくてはいけない・・・そんな患者様も多くいらっしゃいます。

歯周病治療は早期の治療開始が肝心です。すまいる歯科では歯周病になる前に予防する、 【予防歯科】にも力を入れておりますが、すでに歯周病になってしまった方の処置も、 重度なものから軽度なものまで対応しております。私たちは、何より「歯を残す」 ということを大切にしています。

現在、お口の中が健康な方には、より良い予防処置を、そして、すでに悪くなってしまった方には、 できる限り元の状態に近づける努力を行い、1本でも多く歯を残し、豊かな食生活を実現していただきたいと願っています。

歯周病とは?

歯周病ってどんな病気?

『あごの骨』が溶ける病気です

特徴 01

 

『あごの骨』が溶ける病気です

歯は何で支えられているかご存知ですか?
多くの方は「歯ぐき」と思っていますが、実は歯槽骨というあごの骨で支えられています。 歯周病とは、歯周病菌によりこのあごの骨が溶かされてしまう病気です。
骨が溶けることによって、徐々に歯ぐきが下がってきます。そして、最終的には歯が抜けてしまうのです。
しかも、溶けた歯槽骨は元には戻りません。ですので、悪くなる前に早めに対処することが大切です。

自覚症状がなく進行します

特徴 02

 

自覚症状がなく進行します

歯周病の怖い特徴が、初期の段階では「自覚症状がない」という点です。
「歯がグラグラしてきた」「歯磨きをすると出血する」 というような自覚症状が出た時点で、歯周病は進行してしまっているのです。
自覚症状がないために気が付いていないだけで、実は日本人の成人の約80%が歯周病にかかっていると言われています。
歯周病の進行が進む前に対処するためには、定期的にお口の中の検診を行うことが大切です。

歯を失う原因No.1

特徴 03

 

歯を失う原因No.1

歯を失う原因は、「むし歯」が中心と思われている方が多いのですが、 実は歯周病が歯を失う原因となることの方が多いのです。
歯を失うと、入れ歯やブリッジなどの治療を行うこととなります が、自分の歯と比べると、嚙みごたえはやはり落ちます。
また、少しでも快適な食生活を取り戻そうとインプラント治療を行おうとすると、数十万円もの費用がかかります。 大切な歯を失うということは、時間も生活の豊かさも、お金をも失うことになってしまうのです。

口臭の原因になります

特徴 04

 

口臭の原因になります

口臭は誰にでも存在しますが、治療を必要とするレベルの口臭は、歯周病が原因であることがほとんどです。
歯周病になると、歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」ができてしまいます。
この歯周ポケットができると、汚れも溜りやすく、口臭の原因となる物質ができやすくなってしまうのです。
ですので、口臭治療というと、歯周病治療を行うことが多いのです。

歯周病(歯槽膿漏)、歯肉炎、歯周炎はどう違うの?

良く聞かれる質問ですが、どれも歯周病のことです。 最近では、ほとんど「歯周病」という名称で統一されていますが、進行度の違いによって呼びかたを変える場合があります。

<歯肉炎>

<歯肉炎>

歯肉炎とは、歯肉に炎症が起きている程度の初期段階です。 歯磨きをしたときや、リンゴなどを食べたときに出血する状態は歯肉炎と思っていいでしょう。
この段階で治療を開始して進行を食い止めれば、歯槽骨が溶けるところまではいきません。

<歯周炎>

<歯周炎>

歯周炎は歯肉炎が進行した状態で、進行が歯肉を超えて歯槽骨にまで及んでいる状態のことを意味します。 この状態になってしまうと歯槽骨が溶けはじめてしまうので、歯ぐきから膿がでたり、歯がグラグラしてきたりしてしまいます。
これがさらに進行すると、最後には歯が抜けてしまうのです。

歯周病が全身疾患の原因となる可能性

歯周病は細菌を原因とする感染症です。歯周病も生活習慣病の一つと考えられ、 タバコやストレス、生活の悪い習慣が歯周病を悪化させる原因と言われています。 そして近年、細菌を原因とする歯周病が全身疾患に密接に関係しているということが分かってきました。

  • <糖尿病>

    糖尿病との関係は特に密接で、歯周病を治療することで糖尿病が改善することもあると言われています。 歯周病が糖尿病の原因となるという研究結果もあるくらいです。

  • <心臓疾患・動脈硬化>

    歯周病菌が、口から体内に侵入して血管に作用し動脈硬化を引き起こします。また、それによって心臓疾患も引き起こすと言われています。

  • <肺炎>

    歯周病の細菌が肺に入り、肺炎を引き起こすケースがあると指摘されています。

  • <低体重児出産>

    歯周病になると細菌や毒素が、血流を渡って胎盤に流入し、早産を引き起こす可能性が高まります。

  • 歯を残すためというのはもちろんですが、全身の健康を守るためにも、早期の歯周病治療、そして予防が大切なのです。

歯周病治療の流れ

  • プラーク(歯垢)の付着確認

    プローブと呼ばれる器具を用いて、歯と歯ぐきの間の「歯周ポケット」と呼ばれる溝の深さ、 出血の有無・歯のぐらつき方(動揺度)を測り、歯肉炎・歯周病の状態を検査します。
    歯周ポケットの深さが3mm以下であれば、正常または軽度。4~6mmでは中程度。7mm以上は、重度の歯周病を示します。

    歯周病の検査
    歯周ポケット測定イメージ
  • 治療~ブラッシング指導~

    歯周病の治療は、歯のみがき方の指導から始めます。 正しい歯みがきの仕方を学ぶことによって、毎日の歯みがきで歯周病の原因である病原体(ばい菌)の巣になる プラーク(歯垢)を きちんと取り除けるようにすること(プラークコントロール)が目的です。
    お一人おひとりのお口の環境に適した正しいブラッシング方法を指導します。 日々の歯みがきが、歯周病を改善するためには一番重要になります。

    • ※ブラッシングは歯科医院での治療と合わせて行うご自宅でのケアとなりますので、 継続して指導することがあります。
  • 治療~スケーリング~

    治療~スケーリング~2

    スケーリングとは、歯根面から「歯石」を除去する治療です。
    歯科医師や歯科衛生士がスケーラーと呼ばれる専用の機器を用いて歯根面から歯石を除去します。 スケーラーには、手動で使う「ハンドスケーラー」や超音波による「超音波スケーラー」などがあります。

    <”歯石”を除去するスケーリングの重要性>

    歯周病の直接的な原因は、生きた歯周病菌が潜んでいるプラーク(歯垢)です。
    そのため、歯周病治療においてはプラークを取り除く処置が重要になってきます。 一方で、歯石というのは唾液中のカルシウム成分が固まったものであり、それ自体が直接、歯周病の原因になるわけではありません。 しかし、歯石の表面はデコボコしているためプラークが付着しやすく、歯石には必ずプラークが付着します。 そのため、歯周病の発症・進行を抑えるためには、 スケーリングで“歯石”を取り除くことが重要なのです。

  • 治療~SRP(スケーリング、ルートプレーニング)~

    治療~SRP(スケーリング、ルートプレーニング)~2

    スケーリングで除去しきれなかった、歯周ポケットの奥深くに こびりついたプラークや歯石を、「キュレット」という器具を用いて除去します。
    SRP(スケーリング・ルートプレーニング)を必要とする歯は、歯ぐきの中にバイオフィルムという強い毒素を持つ異物が形成されているため、SRPを行って、歯石の除去を行い、バイオフィルムを破壊します。 同時に、スケーリング後のザラついた歯面をなめらかに仕上げることで、 汚れが再び歯根面に付着することを防ぎます。

    根気がいりますが、健康なお口を目指して一緒に頑張りましょう
  • 再評価のための検査を行います。

    ここでもう一度、歯周病の検査を行います。この時は、歯周ポケットを精密に検査し、 異常がなければ、ここで治療はひとまず終了です。

    お口の中の状態に合わせて1~4ヶ月に1度くらいの頻度で、 歯科医院にて、歯科医師や、歯科衛生士による、お口のメンテナンスを行いましょう。 メンテナンスでは下記4つの項目を確認しています。

    • 1.歯ぐきの炎症がないか?
    • 2.歯垢の付着程度
    • 3.歯と歯ぐきの間の溝の深さ(歯周ポケット)
    • 4.プラーク(歯垢)と歯石の除去

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